劇団☆新感線『メタルマクベス 』Disc1.2.3と、『髑髏城の7人』から引き続き、ステージアラウンド東京での映像演出。演劇 + ライブ + 体感型ライドアクションのような趣です。2006年の初演は新感線初参加だったり、初めての宮藤官九郎さん脚本作品に参加だったこともあり、思い入れの強いというか…ただ単純に大好きな作品です。
髑髏城の時はテーマパークのアトラクションみたいと一部で言われ、どうせ言われるなら、ある意味それはそれで振り切ってしまおう…と、いのうえさんとお話しして、エンターテイメント性の高い表現を目指しました。空間の移動(城から城へ移動したり、上昇したり、バイクで疾走したり、飛んだり、時空を超えたり…)など、従来の演劇では難しかった表現を、移動する客席と視界を覆うVR的なスクリーンという劇場の機構と、いのうえさんの素晴らしい演出をMAXに使って、新しい演劇の地平の一つを広げられたのではと思っています。
新感線のプロフェッショナルな、キャスト&スタッフと仕事ができるのはいつも刺激的で、勉強になります。